こんにちは、こんばんは!
ご覧になっていただきありがとうございます。
健翔堂整骨院です。
突然ですがこの記事を読んでいただいてくれている方は
骨折と脱臼の違いについて知ってますか?
実際に骨折や脱臼を経験したことがある人は分かる方もいらっしゃるかと思いますが、
そうではない人は上手く説明できないのではないでしょうか。
今回は混同されやすい骨折と脱臼の違いについてわかりやすく説明します。
骨折とは?
骨折とは読んで字のごとく、骨が折れたり骨にヒビが入った状態を指します。
骨が完全に折れている状態を完全骨折、ヒビだけ入っている状態を不完全骨折と呼びます。
骨折の原因のほとんどは交通事故や転倒、
衝突などの外傷によるものですが、それ以外が原因になることもあります。
(くしゃみで肋骨の不全骨折や寝返りで腕を巻き込んでの骨折など・・・)
「外傷以外の理由で骨折することがあるの?」と
驚いた方もいるかもしれないので、詳しく説明しますね。
疲労骨折
一つの場所に負担が集中し、小さなヒビが多く発生して結果的に折れてしまう現象です。
これは、スポーツ選手など過度なトレーニングの積み重ねが原因となる場合が多く、
スポーツ選手によくドクターストップがかかるのも、疲労骨折を懸念した対応です。
稀に咳が1~2ヶ月止まらず肋骨を疲労骨折する人もいます。
ただの咳、とあまく見ずに注意しなければいけません。
疲労骨折は気が付かずに骨が修復されていることもあります。
日常生活の中で異様に負荷を与えていて骨が変異していたなんて割とよく聞きます。
休憩を取らず長時間同じ部位に負荷を与えないようにしましょう。
病的骨折
骨粗鬆症、骨腫瘍などの病気を発症した場合、骨が脆くなり骨折しやすくなります。
普通では絶対に骨折しないであろう軽微な外力でも、骨折してしまうくらい骨が弱っています。
骨自体が弱いので、完治するのに時間がかかってしまうのも難点。
この場合は、骨再生機能の回復のための治療が必要です。
これら以外にも骨折の種類はあり、骨が剥がれてしまう剥離骨折や骨折部が
複雑に粉砕した粉砕骨折(複雑骨折)、骨折部が体外に露出した状態の開放骨折などがあります。
骨折は見た目だけではわからないことも多く、ただの捻挫だと思っていて
あとあと骨折していたことがわかった、なんてことも普通にあります。
痛みがなかなか引かなかったり、ひどく腫れているようであれば
接骨院や整形外科などの医療機関を受診しましょう。
(受診前は十分に患部を冷やしてあげると治りが早くなりますよ)
脱臼とは?
本来あるべき場所から異常にズレて、骨が正しくない位置に存在してしまっている状態です。
特に肩周辺で起こることが多く、柔道やラグビーなどの相手と接触するスポーツの最中に起こります。
また、一度脱臼してしまうと癖になってしまう事が多いので気を付けましょう。
脱臼と同時に軟骨や靭帯、骨に損傷を受けていることも多くあるので、
骨が元に戻ったからと言って放置しておくと後々になって悪化してくるといったことも考えられます。
原因で分けると脱臼は大きく2種類あります。
外傷性脱臼
関節に大きな力がかかった時に起きる脱臼です。
どの関節にも起こりえるのですが、あごや肩、肘、指の関節などで特に起きやすいです。
「顎が外れた」ということがありますが、これも立派な脱臼。
自力で元に戻せる人もいますが、上手に戻せない場合はすぐに口腔外科を受診してください。
癖になってくるとあくびをしただけでも外れるので、気をつけること。
病的脱臼
もともと関節包や靭帯に病的変化があり、小さな外力でも脱臼してしまいます。
考え方は病的骨折と同じです。
骨折と脱臼は見分けるのが難しい
骨折も脱臼も変形と言って損傷している部分が曲がっていたり、
普段ないところに凸凹ができていたりします。
特に関節の近くの怪我の場合は一般の方にはこの変形が骨折でできたものなのか
脱臼でできたものなのか全く分からないと思います。
変形がない場合にも骨折と脱臼の他に捻挫や筋肉の損傷など
多くの怪我の中から判断していくことは難しいですね。
お医者さんや私たち柔道整復師であってもレントゲンを撮ってみないと
どちらの可能性も外せないといった例もあるくらいなのです。
骨折と脱臼のまとめ
骨折と脱臼の違いについてなんとなく理解はできましたか?
どちらも強い痛みが伴う大怪我ですが全く違うものです
骨折は捻挫と間違われやすく脱臼は明らかに体表面から見て異形の状態になります。
更に骨折と脱臼の同時に起こる脱臼骨折は即座に処置しなければならない大怪我です。
実は高校時代に右肘を脱臼骨折した経験があります。
小学生の頃は毎年骨折していました。
(指、肘、足の甲)
骨折の痛みは学生時代の多感な時期に結構経験しています。
怪我をして腫れがひかない夜にとても疼いて痛いとても寝れる状態ではない
こんな症状がありましたら患部を冷やして安静にして
しっかりとした知識を持った信頼のできる専門家に診てもらうことが大切です。
それではまたの更新でお目に止めていただければ更新の励みになります。