こんにちは、こんばんは!
ご覧になっていただきありがとうございます。
健翔堂整骨院です。
今回はこむら返り、ふくらはぎがつった時にどうすればいいのかというお話です。
はじめに
突然、運動中や睡眠中に足がつり、動けなくなって大あわて。
そんな「こむら返り」の経験は、誰もが持っていることでしょう。
大抵はほんの数分で治まりますが、特に運転中や水泳中に起きると、
重大な危険にさらされることにもなりかねません。
ここではこむら返りの原因をチェックし、予防法などを探ってみましょう。
足の疲労や冷えは大敵!
「こむら」とはふくらはぎのこと。
このふくらはぎを中心に、足の指や土踏まずの筋が急に突っ張る現象を、俗に「こむら返り」と呼んでいます。
医学的には「有痛性筋痙攣」や「筋クランプ」などと称しますが、実は発生のメカニズムはよくわかっていません。
ただ、筋肉は体内のミネラルバランスなどが取れていてこそ、きちんと伸び縮みします。
ところが汗をかいてミネラルが失われたり、体が冷えて血行が悪くなったり、疲労物質がたまったりすると、
筋肉の制御機能が狂うことがあるのです。
その結果、筋肉が誤作動を起こし、こむら返りにつながると考えられています。
こむら返りは特に中高年層に多く見られるトラブルで、年齢を重ねるごとに筋肉量が減り、血行も悪くなるためです。
さらに疲労もたまりやすくなるため、こむら返りのリスクが高まってしまうのです。
また、妊娠中の女性もこむら返りを起こしやすいといわれています。
急なこむら返りは、どうやって対処する?
こむら返りの発生は突然です。
特に睡眠中に起こると、眠気と痛みで早く治したいと焦るでしょう。
それでも症状としては筋肉が収縮しているだけなので、落ち着いてこわばりをほぐすことが大切です。
○膝を伸ばしたまま座り、つった方の足の爪先をつかんで、ゆっくりと手前に引っ張る。
○アキレス腱を伸ばす要領で足を前後に開き、つった方のふくらはぎをゆっくりと伸ばす。
壁に両手をついて行ってもよい。
○ふくらはぎ全体をほぐすようにやさしくマッサージする。
○患部をお湯や蒸しタオルなどで温める。
予防のためにできること
すぐに治まるものとはいえ、こむら返りの激痛は息が詰まるほど。
生活習慣を改めると予防につながったりもするので、日常生活を見つめ直してみてください。
水分・ミネラルをこまめに補給
汗をかくとミネラルが失われ、こむら返りが起きやすくなるのは前述の通りです。
スポーツドリンクなどを飲み、水分・ミネラルを補給しましょう。
また、夜中にこむら返りが起こりやすい人は、就寝前にも飲んでおくこと。
人間は睡眠中にもコップ1~2杯分の汗をかくので、知らぬ間に脱水気味になっていることがままあります。
体を冷やさない
冷えは筋肉を収縮させてしまいます。
夏でも「素足は避ける」「パジャマは長ズボンタイプを選ぶ」「ひざ掛けを常備する」などしてください。
湯船に浸かる
入浴時はシャワーだけですませるのではなく、湯船に浸かって体を温めましょう。
湯上りにふくらはぎをやさしくマッサージするのも効果的です。
空いた時間でストレッチや屈伸を
仕事で座りっぱなし、立ちっぱなしという人も少なくないのでは。
休憩時間などにふくらはぎを伸ばしたり、適度に屈伸運動をしたりしておくと、こむら返り防止に役立ちます。
栄養バランスに気を配る
健康な体をつくるのは日々の食事です。筋肉の動きに関係が深いカルシウムやマグネシウム、
疲労回復を促すタウリンやビタミンB1、クエン酸などを積極的に摂りましょう。
重い掛け布団を使わない
重い掛け布団をかけて仰向けに寝ると、その重みで足首が伸ばされた状態になります。
するとふくらはぎの筋肉が縮んだままになり、収縮のバランスが崩れてこむら返りを誘発しやすくなるのです。
横向きで寝たり、軽い布団に替えてみたりしてください。
おわりに
夜中にこむら返りが続いたりすると、睡眠障害が出てしまうこともあります。
一過性だからと軽視せず、ミネラルバランスなどに気を配るようにしてください。
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまたの更新でお目に止めていただければ更新の励みになります。